第11回：著作権・肖像権に注意！コンテンツビジネスで失敗しないための法的知識【事例と対策】

2024年11月29日

「せっかく頑張って作ったコンテンツなのに、著作権侵害で訴えられた…」

そんな悪夢のような事態、想像したくありませんよね？

実は、ブログやSNSで情報発信するコンテンツビジネスには、著作権や肖像権など、知っておくべき法的知識がいくつかあります。

これらの知識不足は、思わぬトラブルや大きな損失に繋がりかねません。

特に、旅行や写真、SNSを活かしてコンテンツビジネスで独立を目指しているあなた！

「自分のコンテンツは大丈夫かな？」「他人の作品を正しく使えているかな？」と不安を感じていませんか？

このブログ記事では、コンテンツビジネスで失敗しないために、著作権・肖像権の基本から引用のルール、違法コンテンツのリスクまで、具体的に解説していきます。

難しい法律用語はできるだけ避け、分かりやすい言葉で説明するのでご安心ください。

この記事を読めば、著作権・肖像権に関する不安を解消し、自信を持ってコンテンツビジネスに取り組めるようになります。

さあ、一緒に法的知識を身につけて、安全・安心なビジネス運営を目指しましょう！

コンテンツビジネスで稼ぐために！知っておきたい著作権の基本

コンテンツビジネスで収益化を目指すなら、著作権の知識は必須です！

「著作権」って聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、基本的なことを押さえておけば大丈夫。

まずは、著作権で保護されるものってどんなものがあるのか、具体的に見ていきましょう。

著作権で保護されるものって？具体的にどんなものがあるの？

著作権は、 「人間の思想や感情を表現した独創的なもの」 を守るための権利です。

簡単に言うと、 誰かが考えたオリジナルの作品 は、勝手に使ったりコピーしたりしてはいけないということですね。

例えば、あなたが旅行中に撮影した写真や、旅の思い出を綴ったブログ記事、旅先で出会った人の笑顔を捉えた動画…これらはすべて著作権で保護されます。

他にも、イラスト、音楽、小説、プログラム、データベースなど、様々なものが著作権の対象となります。

「え、じゃあ、インターネットで見つけた画像や音楽は自由に使えるの？」

そう思ったあなた、ちょっと待ってください！

インターネット上にあるものだからといって、すべて自由に使えるわけではありません。

他人が作った作品を勝手に使うと、著作権侵害になってしまう可能性があります。

著作権侵害するとどうなるの？高額な賠償金のリスクも！

著作権を侵害すると、 損害賠償請求 をされる可能性があります。

場合によっては、 刑事罰 の対象になることも…！

例えば、無断で写真やイラストを自分のブログに掲載したり、他人が作った音楽を自分の動画に使用したりすると、著作権者に損害を与えたとして、高額な賠償金を請求されることがあります。

「知らなかった…」では済まされないので、注意が必要ですね。

自分のコンテンツを守るには？著作権登録のススメ

「自分の作った写真やブログ記事も、著作権で守られるんだよね？」

はい、その通りです！

著作権は、 作品が完成した時点で自動的に発生 します。

つまり、あなたが撮影した写真や書いた文章は、特別な手続きをしなくても、すでに著作権で保護されているのです。

ただし、 著作権を侵害された場合に備えて、著作権登録をしておく ことをおすすめします。

著作権登録をしておけば、もしもの時に、自分が著作権者であることを証明しやすくなります。

著作権は自動的に発生するってホント？

「え、でも、著作権って登録しないと発生しないんじゃないの？」

いいえ、違います。

著作権は、作品が完成した時点で自動的に発生します。

例えば、あなたがシャッターを切った瞬間に、写真の著作権はあなたに発生します。

ブログ記事を書いた瞬間、その記事の著作権はあなたに帰属します。

特別な手続きは一切必要ありません。

権利を守るための対策を知っておこう！

著作権を侵害から守るためには、以下の対策をしておくことが大切です。

自分の作品に著作権表示をする
- 写真やイラストに © (著作権マーク) と自分の名前を入れる
- ブログ記事に Copyright © と自分の名前、サイト名、作成年を入れる
利用規約を明確にする
- 自分のコンテンツをどのように利用して良いか、ルールを明確に示す
著作権侵害を発見したら、すぐに対応する
- 警告や削除依頼を行う
- 場合によっては、弁護士に相談する

これらの対策をしっかり行い、自分の大切なコンテンツを守りましょう。

特に「山田太郎」さんのような、旅行や写真、SNSを活かしてコンテンツビジネスを展開する方は、著作権についてしっかりと理解しておくことが重要です。

美しい風景写真や、心を打つ旅のエピソードは、あなただけの貴重な財産です。

著作権の知識を身につけ、あなたのコンテンツをしっかりと守り、コンテンツビジネスを成功させましょう！

肖像権ってなに？顔出しNG、写真・動画利用の注意点

「旅先で素敵な出会いがあったから、記念に一緒に写真を撮ってブログに載せよう！」

…ちょっと待ってください！

実は、人の写真や動画を勝手に公開するのは、肖像権侵害になる可能性があるんです。

コンテンツビジネスでトラブルを避けるためにも、肖像権についてしっかり理解しておきましょう。

肖像権とは？どんな権利があるの？

肖像権とは、 自分の姿や形を無断で撮影されたり、公開されたりしない権利 のことです。

簡単に言うと、 「自分の写真は勝手に使われたくない！」 という権利ですね。

これは、プライバシー権と深く関わっていて、自分の容姿やイメージを守るための大切な権利なんです。

許可なく顔出しNG！トラブルを防ぐには？

肖像権を侵害しないためには、 写真や動画を撮る前に、必ず相手に許可を取りましょう。

特に、顔や名前がはっきりと分かる場合は要注意です。

例えば、旅先で出会った人の写真を撮ってブログに載せる場合、たとえ良い雰囲気で撮影したとしても、本人の許可なく公開するのはNGです。

「この写真、素敵だからブログに載せても良いですか？」と、一言確認するだけで、トラブルを防ぐことができます。

写真・動画の利用は要注意！SNS投稿の落とし穴

SNSでの写真や動画の利用にも、注意が必要です。

例えば、街中で撮影した写真にたまたま通行人が写り込んでいた場合、その人の許可なくSNSに投稿するのは肖像権侵害になる可能性があります。

特に、顔がはっきりと分かる場合は、モザイクをかけるなどして、個人が特定できないように配慮しましょう。

また、友達と旅行に行った時の写真や動画をSNSに投稿する際も、友達の許可を得てからにしましょう。

親しい間柄でも、肖像権は尊重することが大切です。

インフルエンサーマーケティングで注意すべきこと

最近では、インフルエンサーに商品やサービスをPRしてもらう、インフルエンサーマーケティングが盛んです。

インフルエンサーの肖像権についても、しっかりと理解しておく必要があります。

インフルエンサーの肖像権、利用のルールは？

インフルエンサーの肖像権は、 契約内容に基づいて利用 するのが基本です。

インフルエンサーに依頼する際は、 肖像権の利用範囲や期間、使用料などを明確に定めた契約書を交わす ようにしましょう。

口約束だけで済ませるのは、後々トラブルになる可能性があるので避けましょう。

契約書は必須！トラブルを避けるために

インフルエンサーとの契約書には、以下の項目を盛り込むようにしましょう。

肖像権の利用目的 (例：商品・サービスの広告、SNS投稿など)
利用媒体 (例：ウェブサイト、ブログ、SNS、パンフレットなど)
利用期間 (例：1年間、無期限など)
利用地域 (例：日本国内、全世界など)
使用料
肖像権侵害があった場合の責任

契約書を作成することで、双方が安心して活動することができます。

特に「山田太郎」さんのように、インフルエンサーとコラボしてコンテンツビジネスを展開する場合は、肖像権に関する契約をしっかりと結ぶことが重要です。

トラブルを未然に防ぎ、スムーズなビジネス運営を目指しましょう！

引用のルールをマスターしよう！正しくコンテンツを活用する

他人のコンテンツを自分のブログ記事などで活用したい時、「引用」という方法があります。

でも、「引用ってどこまでOKなの？」「著作権侵害にならない？」と不安に思う方もいるかもしれません。

そこで今回は、コンテンツビジネスで役立つ「引用のルール」を分かりやすく解説していきます。

引用と転載の違いって？わかりやすく解説！

まず、 「引用」と「転載」の違い を理解しておきましょう。

簡単に言うと、 「引用」は他人の著作物の一部を自分の作品に組み込むこと 、 「転載」は他人の著作物を丸ごとコピーして使うこと です。

転載は基本的に著作権者の許可が必要ですが、引用は一定の条件を満たせば許可なく行うことができます。

著作物を正しく使うためのルール

引用を正しく行うためには、以下の 4つの条件 を満たす必要があります。

公表された著作物であること
- 未発表の作品や、個人的な手紙などは引用できません。
「主従関係」が明確であること
- 引用する部分がメインではなく、あくまでも自分のオリジナル作品がメインである必要があります。
- 例えば、旅行ブログで他人の旅行記を丸ごと引用するのはNGです。
引用部分が明確になっていること
- 引用部分と自分の文章を明確に区別する必要があります。
- かぎ括弧（「」）で囲む、引用部分を別のフォントにする、などして区別しましょう。
出所の明示
- 引用元を明確に示す必要があります。
- 著者名、作品名、出版社名、出版年、ページ数などを記載しましょう。
- ウェブサイトの場合は、URLを記載します。